初めてのデッサン 〜デッサンについて〜
デッサンって何?どうしても必要?
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「デッサンは絵画を描く技術の基礎」
なんて書いてみましたが、本当はもっと奥が深いのです。
もちろん、デッサンが出来なければ絵は描けない、なんてことはありません。誰だって手が使えて筆を持つことが出来れば、 絵は描けます。
でも、デッサンが上手だと、あらゆる絵を描く上でとっても役に立つのです。絵だけでなく、グラフィックデザインや写真撮影にだって役に立つでしょう。
デッサンというと、つい「リアルな絵」と思い浮かべてしまいがちですが、それだけではないのです。
もちろん、デッサンを続けることによって「よりリアルな絵」をかけるようにはなるでしょう。ですが、デッサンの本質はもっと深いところにあります。
それは、「モノの本質を捉える」ということなのです。
まとめ:デッサンの基本とは、モノの本質を捉えることです。
どんないいことがあるの?
とあるテーブルの上にあるりんごを、AさんとBさんがデッサンしています。「どちらが好きか」と聞かれたら、「Aの方が好きだ」という人もいれば、「Bの方が好き」という人もいるでしょう。
なぜ意見が食い違うかといえば、それは判断する基準が違うからです。力強い絵を好む人もいれば、しっとりと落ち着いた絵を好む人もいます。どちらも間違ってはいませんし、人の好みとはそういうものです。
しかし、「どちらがより本物らしいか」という質問を投げかけたら、恐らく評価はどちらかに偏るでしょう。
それは、目の前のりんごそのものを、共通の判断基準とすることが出来るからです。デッサンの技術とは、この「本物らしさ」を捉える技術です。
つまりデッサンとは、対象の形や色、質感、量感等の各要素を正確に掴み、その上で「対象の何処がどうなっていることで本物らしさを感じられるのか」を見極め、それを表現することなのです。
ですから、デッサンとは確かに「本質を捉えたリアルな絵」を描くための技術と言えます。
しかし、こう言う人もいるでしょう。
「別にリアルな絵が描きたいわけじゃないんです。やってるのはキャラものの漫画だし、デフォルメされてぜんぜん現実的じゃない世界観なんです。それでもデッサンは役に立つんですか?」
結果から言いますと、大いに役に立ちます。
むしろ、そういった方にこそ、なお一層役に立つんです。
デフォルメされた世界観は、確かに現実的じゃないかもしれません。
でも、何をもってデフォルメするのでしょうか?デフォルメするときに、何を基にしているでしょうか?
それは紛れも無く「現実のモノ」なのです。デフォルメすることによって表現したい部分、それは現実のどこから来ているのか、何ががそう感じさせるのか、どこをどうデフォルメしたらより一層思い描く方向へ近づけられるか…。これは紛れも無く「デッサンの技術」です。
リアルでない、現実的でないものを描くときは、逆説的ではありますが、より現実を詳しく知っていなければなりません。
同様に、未来や過去のものを描き出すには現在のものを知る必要があります。
雑然とした中から対象を浮かび上がらせるには、その対象とその他の違いをより深く知る必要があります。
現実にはいない「恐ろしく速く走るモンスター」を描きたければ、速く走る動物と走るのが遅い動物の違いを見極めなければなりません。
デッサンの技術とは、まさにそのための技術なのです。
まとめ:デッサンの技術によって本質を掴むことで、より自由な表現が可能になります。
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