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初めてのデッサン 〜効率よく上達したい!〜

描くために、「見る」んだ

「デッサンを続ければ、誰でも必ず上達することは分かった。でも、忙しいから出来るだけ効率よく上手くなりたいんです」
そんな方に、デッサンを練習するときの重要な部分をお教えしましょう。

それは、描くことより見ることの方に集中すること、です。
極端な話、ちゃんと見ることが出来ていれば、描いたものがぐちゃぐちゃだってかまいません。とにかく、見ることです。描こうとする物を穴が開くほど見て、何処がどうなっているのか、観察することです。

もしかしたら、とても簡単に聞こえるかもしれません。
でも、実際には結構難しいことです。何かを描いているときは、人間の本能としてどうしても描くことに集中してしまいます。
でも、そこを頑張って、とにかく見ることのほうが重要なのだ、と自分に言い聞かせてながら描いてください。いや、見てください。見るついでに描いている、くらいの意識でちょうどいいのです。

なぜ描くことより見ることの方が重要なのか。
それは、絵を描くときには、対象からできるだけ多くの情報を得ることが大切だからです。情報が少ないままに描いてしまうと、あやふやになるばかりでなく、ついつい嘘をついてしまいがち。描き間違っても修正はできますが、間違いに気づかなければどうにもなりません。

腕を動かして思い通り描く技術は、数をこなすことで必ず上達します。
ですが、対象をちゃんと見る習慣ができていないと、いつまでも対象の情報を正確に掴むことが出来ません。まずは描く物を正確に把握すること、これが重要です。

まとめ:描くよりも見ることを意識することで、対象の情報を正確に掴む訓練になります。

かたまりを捉える?

もうひとつ、重要なことをお教えしましょう。それは、初めは大きな(単純な)形を取っていくということです。

胸像であれば、まず胸から肩を長方体に、首を円柱に、頭を球に見立てて描くのです。
いきなり目や鼻筋を描いててしまう人がたまにいますが、それでは全体が掴みづらく、また構図の修正もきかなくなってしまいます。パーツ毎に別に考えるのでなく、まずは大きなかたまりとして形を捉えていくのです。

また、かたまりを捉えるのと同時に重要なことが、対象に対しての余計な先入観を捨てることです。
特に人間のかたちをしている物などは、「この辺に○○がくるはずだ」という先入観にとらわれて、よく観察をしないままに描いてしまいがちです。
そうではなく、まずは対象の『形そのもの』だけを見るのです。そして大きな形から捉えていき、それが出来てから徐々に細部へと観察の目を移していくことです。

言葉で言うと簡単なのですが、実際には中々難しいものです。しかし、これを意識するかしないかでは、上達の早さが大きく変わるでしょう。

まとめ:まずは単純で大きな形から描くことで、先入観にとらわれない訓練となります。

以上、デッサンの初歩について基本的なことを述べていきましたが、まだまだ入り口に過ぎません。
あなたの創作活動のお役に立てていただければ幸いです。

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