デッサンの壺- -デッサン あれやこれや-- デッサン質問箱 応用技法編

プロの絵でデッサンが狂っているものがあるのはなぜ?

デッサンQ&A吹き出し用画像男性3
ヤマダさん

プロの絵でデッサンが狂っているものがあるのはなぜ?

デッサンQ&A吹き出し用画像師匠
センセイ

歌手が発声練習の声をそのままステージで披露しないように。プロのアスリートが日々の筋力トレーニングを試合そのもので行わないように。デッサンもそれらと同じで、作品制作そのものではなく、作品をより良くするための基礎訓練です。

プロの画家は、デッサンの正確さを見せつけるために絵を描いているわけではありません。一見、形が崩れているように見える絵も、実は作り手が個性を出すために、あえて「崩している」のです。その全ては、高い技術力に裏打ちされた、作り手の意思によるコントロールの結果です。

その良い例がピカソです。彼が10代の頃に描いた驚くほど写実的な絵を見ると、後の自由な作風が、いかに確かなデッサン力の上に成り立っていたかが分かります。また、対照的にゴッホのように、デッサンに苦労し続けた画家もいますが、彼もまた、膨大な数のデッサンやクロッキーを生涯描き続けていました。

もしあなたが、自分の表現を自在にコントロールする力を手に入れたいと願うなら、仕事や普段の作品制作とは切り離して、基礎訓練としてのデッサンを続けることを強くお勧めします。それは、必ずあなたの創作活動の強固な土台となってくれるはずです。

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デッサンでよくある質問をまとめたコーナーです。独学派の方も、学校で勉強している方も、ぜひ参考にしてください。


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