デッサンの壺- -デッサン あれやこれや-- デッサン質問箱 応用技法編
デッサンは何を鍛えればうまくなりますか?

デザイナーって絵を描かないでしょ?でもデッサンしたほうがいいんだよね。何を鍛えるためにやるの?
【せんせい】
あれ、【タナカくん】、久しぶりじゃのぅ
最近アトリエに来てなかったようじゃが、どうかしたのかい?
【タナカくん】
先生、俺ってwebデザイナーじゃないですか。
普段鉛筆で仕事しないし、デッサンって意味あるのかなって思って。
【せんせい】
でも、ここに来たということは、何か悩みがあるということじゃな?
【タナカくん】
ん、それがね、尊敬している職場の先輩のことなんすけど。
スッキリとした、すごいデザインする人で。俺と何が違うんだろうっ
【せんせい】
なるほど。もちろん経験の差もあるじゃろうが
根本的なところで、何が違うか気がついたことはあるのかねぇ?
【タナカくん】
その先輩、絵もうまいんだよね…。有名美大出ててさ。
そんで、デッサンもまたやってみたら、何か違うかなって思って。
【せんせい】
デッサンは絵を描くためではなくて、様々な能力が鍛えられるんじゃよ。
手と目を鍛えることでもっと上手くなり、仕事にも活かせるんじゃ。

【つぼねこ】
【タナカくん】
真面目つぼねこさんからのアドバイス
【つぼねこ】
実は、絵がうまい人は目が良いことが多いのです。
同じものを見ても、たくさんの情報を目から得ていると言えます。
まず、目で見たものは脳に送られますね。それから手に伝わる。
目、脳、手の3つの場所を通ります。

ですから、絵をうまく描けるようにするには、
目…目からの情報量を増やすこと
脳…形や構造を脳に蓄積すること
手…手の運動神経を鍛えること
以上の3つが必要となります。
見た物をそのまま手で描けるようになれば、あとは頭の中に想像したものも楽に描けるようになりますね。
まずは目からの情報量を増やす努力と、思ったような線を引けるように手を鍛えることを目標にしましょう。
-デッサンの壺- -デッサン あれやこれや--, デッサン質問箱, 応用技法編
-デザイナー, デッサン, 形, 構造, 目を鍛える, 鉛筆