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静物画で、ラベル(ワイン瓶などの)の描き方はどうすればよいですか。

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サトウさん

静物画で、ラベル(ワイン瓶などの)の描き方はどうすればよいですか?

デッサンQ&A吹き出し用画像師匠
センセイ

瓶のラベルや箱のロゴといった模様は、デッサンにおいて悩ましい部分です。
全く描かないと絵に「色気」が出ませんし、かといって細かく描きすぎると、そこだけが妙に目立ってしまいます。

テクニックとしては、「何となくそれらしく描く」としか言えませんが、一つのコツは、目を細めて見たときに認識できる程度の情報量に留めることです。
あまり神経質に描き込まず、全体の雰囲気を壊さない程度に描くのが良いでしょう。

そして、ラベルなどを描く上で最も気をつけなければならないのが、「パース(遠近法)」です。
箱に印刷された文字や模様、瓶に巻かれたラベルを描く際に、その模様だけが、本体の立体とは違うパースになってしまう、という失敗が非常によくあります。

例えばティッシュの箱のデッサンでは、側面の絵柄も描かないと雰囲気が出ません。
しかし、その絵柄を、箱のパースにきっちりと沿わせて描かないと、途端に不自然な絵になってしまいます。

大切なのは、「ラベルを精密に描き写す」という意識ではなく、「ラベルや印刷の模様を、本体の立体感や雰囲気を強調するための『手がかり』として利用する」という意識です。

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デッサンでよくある質問をまとめたコーナーです。独学派の方も、学校で勉強している方も、ぜひ参考にしてください。


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