デッサンの壺- -デッサン あれやこれや-- デッサン質問箱 応用技法編

服の描き方を教えてください。

デッサンQ&A吹き出し用画像女性2の2
タカハシさん

服の描き方を教えてください。

デッサンQ&A吹き出し用画像師匠
センセイ

衣服をまとった人物のデッサンで特に気をつけたいのは、「襟元の立体感」「服のしわ」、そして「中に入っている人体の形状」の三点です。

まず、洋服をよく観察すると、襟元の形が意外に複雑であることに気づくでしょう。
特に、ワイシャツやスーツの襟は構造が難しいため、何度か描いて形を覚えてしまうのがお勧めです。
スーツや白衣の襟などは、写真を見ながら練習しておくと、後々きっと役に立ちます。

次に、服のしわです。
しわには、体の動きや生地の種類によって、ある程度決まった場所にできる「定番のしわ」が存在します。
数本の線だけでも雰囲気を出すことができますので、写真などをよく見て、特徴的なしわの形状を覚えておきましょう。
例えば、肘を曲げた時の腕のしわ、座った時のズボンの腿の付け根にできるしわ、柔らかい素材のズボンの膝下にできるしわなど。
こうした部分は、毎回ほぼ同じようにしわが寄る場所です。

そして最も重要なのが、服の中に入っている「人体の形状」を意識することです。
肩や脇の縫い目を目安にすれば、その下にある肩の位置や腕の動きが想像できます。
また、スカートなどで隠れて見えない部分も、一度、服が透けているかのように中の脚を描いてみてください。
そうしないと、いざスカートの下から足を描いたときに、体がうまく繋がって見えなくなってしまいます。

最後に、忘れてはならないのが、ファッションには「流行」があるという点です。
描く服のデザインが古いと、絵全体が時代遅れの印象になってしまいます。
普段から雑誌などで新しい情報をチェックし、知識を更新しておくことが大切です。
ファッション誌は、そのまま良い資料にもなりますので、時々購入しておくと良いでしょう。

トライトーン・アートラボ_デッサン教室デッサンQ&Aバナー

デッサンでよくある質問をまとめたコーナーです。独学派の方も、学校で勉強している方も、ぜひ参考にしてください。


-デッサンの壺- -デッサン あれやこれや--, デッサン質問箱, 応用技法編
-, ,

関連記事

風景を描きたいのですが、何を勉強しておくべきですか?

タナカくん 風景を描きたいのですが、何を勉強しておくべきですか? センセイ 机の上の静物画に比べ、風景画には何か特別な手法が必要だと考える方も多いかもしれません。しかし、基本は同じです。その上で、風景 …

構図が単調になってしまいます。

スズキくん 構図が単調になってしまいます… センセイ 静物デッサンなど、動かないモチーフを描く場合でも、構図の中に「動き(ムーブマン)」や「流れ」を意識することが大切です。例えば、左右対称にモチーフを …

仕事でラフスケッチを見せる機会があります。注意点は?

タナカくん 仕事でラフスケッチを見せる機会があります。注意点は? センセイ キャラクターデザインや、冊子、Web、ロゴのデザインなどでは、本制作に入る前に、ラフスケッチでクライアントの確認を取ることが …

人体の俯瞰、あおりが描けないのですが。

サトウさん 人体の俯瞰、あおりが描けないのですが… センセイ 見上げた顔やうつむいた顔など、少し角度がつくだけで、人の顔を描くのはとても難しくなりますよね。ましてや、体全体のあおり(ローアングル)や俯 …

 デッサンにおいて、完成とはどういう状態を言うのでしょうか。

スズキくん デッサンにおいて、完成とはどういう状態を言うのでしょうか? センセイ 私たちのスクールでは、一枚のデッサンを「4時間で仕上げる」「6時間で仕上げる」というように、制作時間に締め切りを設定し …

error: