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イラストレーターになりたいのですが、どうすればよいですか?

デッサンQ&A吹き出し用画像男子高校生
スズキくん

友達がイラストレーターになりたいそうなのですが、なにかアドバイスはありますか?

デッサンQ&A吹き出し用画像師匠
センセイ

昔、石ノ森章太郎先生が「漫画家になりたいのですが」という子供の質問に、「色々な角度からモノを見る目を持ちなさい。リンゴを一口かじるのではなく、あちこちから味わえるように」と答えたそうです。

当時の私を含め、多くの人は「聞きたいのはそういうことじゃない。具体的にどこに応募すればいいのか教えてほしい」と感じたかもしれません。しかし、今になって、この回答が本当に素晴らしいものだったと分かります。

とは言え、ここでは石ノ森先生の言葉を、もう少し具体的な目標として挙げてみましょう。一つ目は「プロの目を持つこと」。二つ目は「頭に浮かんだものを、そのまま形にできる手を持つこと」。三つ目は「面白い人になること」。そして四つ目は、「自分という人間が最も重宝される場所を知ること」です。

最初の二つは、デッサンの訓練を積んだり、様々なジャンルの一流作品を鑑賞したりすることで養われていくでしょう。

三つ目の「面白い人」とは、冗談を言う人という意味ではありません。少しだけ他人と違う視点を持っていたり、多くの経験を積んでいたりする人のことです。そして、違う視点を持つには、その裏返しとして、一般的な視点も知っていなければなりません。人に紹介したくなるような面白い人になれば、自然と人脈は広がっていきます。

そして最後の四つ目について、具体的な答えをここで言うことはしません。
自分のレベル、特性、性格を客観的に理解できれば、自分がどこへ行けば仕事に繋がるかは自ずと分かるはずだからです。
ヒントを出すとすれば、「百個のダイヤモンドの中にある一個よりも、何もない荒野に一つだけあるダイヤモンドの方が、より輝いて見える」ということです。自分が最も重宝される場所はどこなのか、じっくりと考えてみてください。

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デッサンでよくある質問をまとめたコーナーです。独学派の方も、学校で勉強している方も、ぜひ参考にしてください。


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