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絵を描かない職種なのに、デッサン力必須と書いてあったのですが?

デッサンQ&A吹き出し用画像男性3
ヤマダさん

絵を描かない職種なのに、デッサン力必須と書いてあったのですが?

デッサンQ&A吹き出し用画像師匠
センセイ

SEやソフトウェア開発、ゲーム開発といった、直接的には絵を描かない職種でも、応募時にデッサンの提出を求める企業があります。
その意図は、絵を描く技術そのものよりも、「デッサンという訓練を経験していること」自体を重視している、と考えられます。

例えば、簡単な画面設計のラフスケッチや、企画の意図を伝える絵コンテを描き起こす際に、毎回ためらっていては仕事になりません。
また、デザイナーやイラストレーターに指示を出す場合も、デッサン経験で培われた「見る目」があれば、より的確なコミュニケーションが可能になります。

このようなケースでは、美術大学レベルの高い画力が求められているわけではありません。
ですから、デッサン練習においても、「上手く描く」こと自体よりは、物事を正確に捉える「観察力」や「洞察力」を高めることに重きを置くべきです。
同時に、世の中の「上手い絵」がどの程度のレベルなのかを知っておくことも、良い判断基準を持つために求められます。

このような目的であれば、専門のアトリエやスクールで、短期間だけでも、正しいデッサンの方法論を一度学んでおくのが効率的です。
絵を専門としない職種の場合、基礎力養成に長い時間はかけられないでしょうから、「数ヶ月間だけ」というように期間を区切り、集中して取り組むことをお勧めします。

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デッサンでよくある質問をまとめたコーナーです。独学派の方も、学校で勉強している方も、ぜひ参考にしてください。


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