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絵は、どこまで教えてもらって、どこから自分でやるものですか?

デッサンQ&A吹き出し用画像男子高校生
スズキくん

これから絵やイラストを描いてみたいのですが、まずデッサンをすべきですか?

デッサンQ&A吹き出し用画像師匠
センセイ

デッサンを学ぶにあたり、まず「基礎技法」は、できるだけ人から直接教えてもらうようにしてください。
あるいは、上手い人が実際に描いているところを見る機会を持つだけでも構いません。
本やWebサイトで学ぶのとは違い、目の前で実演してもらうと、すぐに理解できることがたくさんあります。

一方で、パース理論や色彩理論といった「基礎知識」は、本を読んだり、簡単な説明を受けたりする形で学ぶのが良いでしょう。

これらの基礎を学んだ後は、他人の技術を見て盗んだり、ひたすら自力で練習したり、という段階に進みます。
とはいえ、ただ闇雲に描くだけでは、上達には限界があるでしょう。
ここでは、その先の学習で重要となるポイントを二つ記しておきます。

一つ目は、「手順を知る」ことです。
一枚のデッサンをどのような順序で描き進めていくか、というのは、独学ではなかなか学びにくい部分です。
できれば、教室などで他の人と一緒に描く環境に身を置きましょう。
描き方に絶対の正解はありませんから、様々な人のアプローチを見ること自体が、大きな勉強になります。
それが難しい場合は、絵を描く知人と情報交換をするだけでも、得られるものはあるはずです。

二つ目は、「自分が見えていないものを、他人に教えてもらう」ことです。
自分のデッサンにある形のズレや、そこにあるはずなのに自分には見えていない反射光などは、そもそも「見えていない」のですから、自力で気づいて修正するのは不可能です。
友人や先生に絵を見てもらい、「どこが描けていないか?」ではなく、「私には、どこが見えていないでしょうか?」と尋ねてみてください。

学ぶ上で特に重要なのは、この二点です。
これらを他者から吸収した上で、あとはひたすら自力で実践あるのみです。

もちろん、具体的な形の取り方や質感の表現方法なども教わることはできます。
しかし、それはあくまで「その先生個人のやり方」を習うことになります。
その点を理解した上で、指導を受けるようにしてください。

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デッサンでよくある質問をまとめたコーナーです。独学派の方も、学校で勉強している方も、ぜひ参考にしてください。


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