デッサンの壺- -デッサン あれやこれや-- デッサン質問箱 基礎技法編

広い面積を塗るときに、塗りむらができてしまいます。

デッサンQ&A吹き出し用画像男性1の2
タナカくん

広い面積を塗るときに、塗りむらができてしまいます。

デッサンQ&A吹き出し用画像師匠
センセイ

広い面積を鉛筆で均一に塗ろうとしても、意図しないムラ(マチエール)ができてしまったり、何度塗り重ねても濃い色にならず、ぼんやりとグレーがかってしまったり…。そんな経験はありませんか?

これは、線と線の間に隙間ができてしまっているのが主な原因です。均一な面を作るには、この隙間をなくす訓練が必要です。まず、コツとして、手首から先を固定して動かさず、肘、あるいは肩の関節を起点にして腕全体を振るように意識してみてください。

その腕の振りを使って、まずは同じ場所で左右の往復運動を繰り返します。その動きが安定してきたら、今度はそのリズムを保ったまま、腕全体をゆっくりと自分の方へ引いてきてください。どうでしょうか。線同士が重なったり、逆に隙間が空いたりすることなく、きれいな帯状の面が塗れましたか?

最初はうまくいかなくても、この地道な練習を数日間続けるだけで、驚くほどきれいに塗れるようになります。そしてこの技術は、単に均一な面を作れるようになるだけでなく、絵全体の密度を高め、より完成度の高い作品を描くための基礎力となってくれますよ。

トライトーン・アートラボ_デッサン教室デッサンQ&Aバナー

デッサンでよくある質問をまとめたコーナーです。独学派の方も、学校で勉強している方も、ぜひ参考にしてください。


-デッサンの壺- -デッサン あれやこれや--, デッサン質問箱, 基礎技法編
-,

関連記事

『面で見る』という意味が分かりません。

ヤマダさん 『面で見る』という意味が分かりません。 センセイ 「線で描くのではなく、面で捉えなさい」とは、デッサンを学ぶ際によく言われる言葉です。これは、単に輪郭線を描いてから中を塗る、という作業では …

石膏像を描くメリットは?

タナカくん 石膏像を描くメリットは? つぼねこ 石膏像を前にイーゼルを立ててデッサン…なんて、いかにも「芸術家」って感じでカッコええよな。せやけど、いざ実際に描いてみると、泣きたくなるくらい難しいもん …

人物のキャラクターを自分で考えて描くのが難しいです…

サトウさん 人物のキャラクターを自分で考えて描くのが難しいです… センセイ 「頭の中には描きたいものがあるのに、うまく描けない」この悩みは、二つのケースに分けられます。一つは、描くための「技術が足りな …

モチーフの色や模様と、陰影が一緒になると、よく分からなくなります。

サトウさん モチーフの色や模様と、陰影が一緒になると、よく分からなくなります。 センセイ りんごのように、表面に複雑な色や模様があるモチーフのデッサンでは、「どこまでが模様で、どこからが陰影なのか」が …

デスケルは使っても良いのですか?

タナカくん デスケルは使っても良いのですか? センセイ 「デスケル(デッサンスケール)」とは、画用紙と同じ比率の窓枠が開いた、プラスチック製の板のことです。B判用、木炭紙用、F判用など、使用する紙の規 …

error: