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苦手なところを集中的に描く方が上達しますか?

デッサンQ&A吹き出し用画像女性1
サトウさん

苦手なところを集中的に描く方が上達しますか?

デッサンQ&A吹き出し用画像師匠
センセイ

「筋トレは、少し辛いと感じるくらいが一番筋肉がつく」とよく言いますよね。「苦手なことから逃げてはいけない」という考え方は、あるいはこの辺りから来ているのかもしれません。もちろん、仕事などでどうしても苦手なモチーフを描かなくてはならない時は、頑張るしかありません。しかし、ただ闇雲にその苦手な部分ばかりを繰り返し練習しても、実はあまり効果的ではないのです。

それよりも、むしろ自分の「得意なこと」や「好きな描き方」をもっと突き詰めていく方が、良い結果につながることがあります。自分の得意な表現を磨き続けていくと、その技術や考え方を、苦手なモチーフを描く際にも応用し、自分なりにうまく切り抜ける方法が見つかってくるからです。

苦手なことに真正面から向き合うのも一つの道ですが、自分らしいやり方で「うまく乗りこなす」方法を見つけるのも、同じくらい価値のある素晴らしい戦略です。つまり、目標は「苦手な部分をひたすら練習して克服する」ことではなく、「苦手な部分を、どうすれば自分らしく描けるか見つけ出す」ことなのです。

そして、そのためのヒントは、きっとあなたが一番得意としている表現の中に隠されていますよ。

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デッサンでよくある質問をまとめたコーナーです。独学派の方も、学校で勉強している方も、ぜひ参考にしてください。


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